肋骨は、背骨(胸椎)から胸部の胸骨に伸びる12本の骨で、肺・心臓・肝臓・脾臓などを保護しています。ただし、一番下の第11・12肋骨は胸骨には付いておらず、「浮肋骨」といいます。また、前方の胸部は軟骨(肋軟骨)でできていて、レントゲンには写りません。



打撲、転倒、交通事故、身体を捻るなどでで起こることが最も多くみられます。
ゴルフなどの体を捻ることの多いスポーツや、風邪や喘息などで「せき・くしゃみ」を繰り返したときなどは「疲労骨折」を起こします。
また、骨粗鬆症の方は軽い動作でも骨折することがあるため、ご自分でも原因がはっきりわからないことがあります。



せき・くしゃみ・深呼吸をしたときの痛み、身体を捻ったとき、寝て起き上がる際などに痛みが起こります。
痛みの程度は、ほとんど感じないものから激痛を訴えるものまでさまざまです。
痛む部位は、骨折部・打撲部はもちろんですが、肋骨に沿って肋間神経があるため痛めた場所以外に痛みが起こることがあります。(例…胸部を骨折・打撲したのに、数日して背中の痛みがでてきた!)
また、当日や受傷直後は痛みが少なく、数時間あるいは2〜3日位してから痛みが強くなることがあります。これは、痛みが少ないため安静が不十分であったり、胸郭が呼吸の運動で常に動いていることなどで、かえって炎症が強くなることが考えられます。



X線検査で骨折がないか確認します。しかし、肋骨骨折は骨に転位のないもの(ズレのないもの、ヒビ)、肺の影と重なる、肋骨同士が重なって写る、X線に写らない肋軟骨など、骨折がX線検査では明確に分からないことがあります。
したがって、X線所見で骨折が明確でない場合でも、問診・症状・臨床所見などが重要で、骨折が疑われる場合は骨折に準じた同じような処置が必要になります。(胸部の打撲も同様です)
当院では、上記のようなことを踏まえた上で、問診・症状・臨床所見などを重視し、さらに局部をクローズアップして観察できる超音波エコーを加えて行っています。



ほとんどは保存治療(手術以外)が行われます。手術が必要になることは非常にまれですが、肋骨の内側にある肺・心臓・肝臓などの臓器の損傷(気胸・血胸など)、神経・血管の損傷、多発骨折などを起こしている場合は、呼吸器外科や消化器外科などの専門医による治療が必要になります。
当院では、日常生活での注意点などの指導と、バストバンド・さらし包帯・絆創膏(テーピング)固定などを行っています。また、痛みの軽減・骨折の骨癒合の促進などを目的に、低周波治療、温熱療法などを行っています。

肋骨骨折、胸部の打撲
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