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下腿部(ふくらはぎ)の肉離れは、後面の下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)に好発します。下腿三頭筋は、足首付近では腓腹筋とヒラメ筋が一緒になってアキレス腱になり、アキレス腱炎やアキレス腱断裂を起こすことがあります。
自己の筋膜・筋肉の収縮・牽引(自家筋力)によって、筋肉の伸展や部分断裂などの損傷を起こします。受傷時に「バシッ!」という断裂音が、ご本人にも聞こえることがあります。
スなどの運動でも起こりますが、日常生活の些細な動作でも発生します。また、朝に起こることの多い“こむらがえり”でも発生します。
疲労・柔軟性・筋力低下・ウオーミングアップ不足・天候・筋力のバランス・他の傷害・フォームなど、肉離れにはいろいろな要因が関与します
腫張(はれる)、内出血(血腫)、圧痛、歩行痛、運動時痛、筋力低下などがあります。
症状の程度はさまざまで、“少し痛む、つっぱる”といった軽症のものから、“歩行不能”になる重症のものまであります。
一般にX線検査では異常がなく、問診や臨床所見が重要です。また、断裂部を描出するために超音波エコーやMRI検査を行うこともあります。
当院では、問診や臨床所見を重視し、必要に応じて超音波エコーを行っています。
初期(急性期)は安静が必要で、無理なストレッチングや運動は極力避けていただくようにし、具体的な日常の使い方も指導しています。その上で、患部の固定・圧迫・筋肉の緊張緩和・痛みの軽減などを目的に、テーピング、弾力包帯・松葉杖による免荷、アイシング(冷却)、低周波治療、はり灸治療などを行っています。
次に、痛みなどの症状が軽減して急性期を過ぎると、ある程度の運動なども必要になります。急性期の治療に加えて、温熱療法・ストレッチング・筋力増強訓練・マッサージなどを行っています。