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女性に多く、体型は「なで肩」の人に発症しやすいといわれています。
職業・使い方としては、腕や手を長時間使う人に多くみられます。(パソコン作業・流れ作業・美容師・理容師など)
胸郭出口症候群には原因になる部位がいくつかあり、その部位によって各々病名があります。
すなわち、胸郭出口症候群とは、
1)斜角筋症候群、2)過外転症候群、3)肋鎖症候群、4)頚肋症候群などの総称です。
胸郭出口症候群とは、鎖骨、第一肋骨、斜角筋群、小胸筋などで構成されるトンネルを通過する腕神経叢や鎖骨下動静脈が、何らかの原因で圧迫や牽引を受けて、首・肩・腕〜手にシビレ感や脱力感、疼痛などを訴えるものです。
※腕神経叢 … 頚髄(首)から枝分かれして、肩→腕→手へと流れる神経のことです。分かりやすく言うと、神経は川の流れのように上流(首)から下流(肩→腕→手)へ流れています。したがって、その川の途中で流れをせき止めるようなこと(圧迫・牽引)が上流で発生すると、下流(肩→腕→手)でさまざまな症状が発生するのです。
首・肩・腕〜手にシビレ感・脱力感・疼痛・だるさ・冷感、首・肩こり感、頭痛、めまい、全身倦怠感など、自律神経症状を含む多彩な症状を訴えることが多いです。
問診・視診・徒手検査を重視し、知覚障害・腱反射・筋力評価・誘発テストなどから、どの部位で神経・血管が圧迫・牽引を受けて症状を起こしているのかを考えます。一般的には、これらで充分に検査できますが、補助的に頸椎単純X線・腕神経叢造影・脈管テストなどが行われることもあります。
当院では、痛みや症状を軽減するために、低周波治療・温熱療法・牽引療法・ストレッチング・マッサージなどを行っています。また、はり灸治療も大変有効です。
日常生活での動作・使い方も非常に大切で、治療だけではなくこういった面からのケアをしております。しかし、職業上などで使わざる得ないこともよくあり、そういった患者さん個人の特性を考えた上での治療を行っています。
また、一般的に胸郭出口症候群は手術治療に至るものは稀で、保存治療(手術治療以外のもの)がほとんどですからご安心ください。